合理的思想が生んだアイデア。
ロンドン発祥の2戸連棟住宅
ロンドンの高級住宅地・チェルシー地区には、2戸連棟型の住まいが数多く見られます。一つの建物をちょうど中央から左右対称に区分したこの建築様式は、イギリスでは「セミ・デタッチドハウス※」と名付けられ、地価の高い都心部を中心に普及。便利で快適な都市の生活環境を、通常の一戸建てよりもリーズナブルに享受できます。この建築様式はアメリカにも伝わり、 DUPLEX(デュープレックス)と名付けられ今なお人気を博しており、海外では一般的に広く建てられています。
セミ・デタッチドハウスとは?
ひとつの建物を2戸に活用するセミ・デタッチドハウスは、日本では「二軒長屋」と呼ばれ、江戸時代に広く普及しました。一棟の建物を中央で割った形となるため、それぞれの家に専用玄関と庭がつく点も特色です。イギリスでは子供を持つ家族が暮らすだけでなく、大学生が友人とシェアして住むケースも多く見られます。
1・2階を広々使える贅沢空間で、快適な暮らしを実現する効率的な設計です。